2018/03/21

2018年3月17日~18日 西穂高岳西尾根

女子3名で北アルプスの冬季バリエーションルートである

西尾根から西穂高岳へ行ってきました。

 

前夜降雪がありましたが、山行の2日間は天気にも恵まれました。

今回は、あえてテント等宿泊装備と登攀具の全装備を背負っての山行を

計画しました。

西尾根上部からの眺め 
遠景に槍ヶ岳や裏銀座へ続く稜線

2日目は西穂高岳の信州側の風が強く
雪煙舞う西穂高岳が待ち構えていました。
~3月17日(土)快晴~
 
蒲田川から右俣谷 右俣林道をしばらく歩きます。

前夜に降った雪のおかげで美しい樹氷を見れました。

白い稜線が見え わくわく♪

穂高平小屋に到着

親切な「西尾根」を指し示す標識

まずは、牧場を横切ります。
 
急登し西尾根へ取り付きます。
数パーティーのトレースあり。

振り返ると美しい笠ヶ岳がいつも見守ってくれていました。

顕著な尾根に乗りました。

さらに急登します。
所々、笹藪が出ている部分もあり。

写真だとわかりづらいですが、結構な急傾斜なところもあります。


時々、このような道標も見られます。

背中に笠ヶ岳を従えながら、小ピークをいくつも越えて

陽ざしも強く、次第に暑くなり衣服調整が難しい(汗)
雪が緩み アイゼンも雪団子になる始末。

徐々に尾根が狭くなって来ました。
幕営地を探しながら歩きます。
 
幕営適地は適度にありましたが、
今回は2370mのコルに泊まりました。
 
~ 3月18日(日) 快晴~
 
2日目 早朝いきなり急登します。
昨日の単独行の男性のトレースをありがたく使わせていただきます。

すぐに、第一岩峰が登場。
右側をトラバースしました。

途中から、私たちより手前の地点で泊まられたパーティが先行。
右上方のコルを目指します。

後続パーティーもいつの間にか増えていました。
遠景に白山

西穂高岳への稜線。
一般登山道を登る登山者の姿も確認できます。

振り返ると、良く登ってきたといつも思う。
乗鞍岳や焼岳

途中このような岩場を通過します。
 
ハイマツが出てきて、足元が悪い箇所もあり。

こんな絶景の中に居られるなんて 贅沢!
 
 


奥穂高岳から槍ヶ岳への稜線

ずーっとこんな絶景を見ていたい

雪煙が舞う西穂高岳が近づきます。

岩場を越えて


雪と岩のミックス地帯を越えて
 

このルンゼを乗り越えれば
山頂はもうすぐそこです!

西穂高岳 登頂!

ジャンダルムや奥穂高岳、
吊尾根から前穂高岳。

槍ヶ岳も!

前穂高岳から明神岳。
遠景は八ヶ岳。

富士山と南アルプス

乗鞍岳

ずっと見守られていた笠ヶ岳

上高地と霞沢岳

名残惜しいけれど
絶景に吸い込まれるように下山しましょう。
 
立派な雪庇(信州側)



西穂山荘名物の雪だるま「にしほくん」はのっぺらぼうでした。
西穂高岳 ありがとうございました!


最後に西尾根を確認
 
 
3/17 新穂高温泉7:00→右俣林道→穂高平避難小屋8:20
→2030m11:30→2370mのコル14:00(幕営)
 
 3/18 幕営地5:40→第一岩峰→第二岩峰→西穂高岳8:50
       →ピラミッドピーク9:40→西穂独標10:15
→西穂山荘10:55→西穂高口駅→新穂高温泉

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