個人的には、海外登攀も高所も初めてだったので不安と緊張で一杯でした。
同行者のOさんには感謝でいっぱいです。
【7月24日】
スイスジュネーブ空港から、鉄道を乗り継ぎZermattに入りました。
Zermattの街並み 各家のバルコニーには花が飾られ華やかな雰囲気 |
【7月25日】
高所順応のため、ゴルナーグラード鉄道に乗って、ゴルナーグラード(3089m)に行き、トレッキングを行いました。
まだ雪の付いていないマッタ―ホルン |
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これが見たくてやってきました。
逆さマッタ―ホルンを見ることのできる湖です。雲がかかってしまい残念。
マッタ―ホルン登山許可を頂くためブライトホルンでテスト山行を行います。
ブライトホルン(4164m)へ行くためには長いロープウェイを乗り継いで行きます。
ガイドによるテスト山行の山、ブライトホルン(4164m)です。
見た目は穏やかですが、テストでは一般登山道の雪稜ではなく、バリエーションルートの岩稜帯を行きます。
(個人的には、マッタ―ホルンよりも岩登りとしては楽しかったかも)
グレッシャーパラダイス(3899m)のスキー場トップからのスタートです。
ガイドとロープを結び、2対1でテスト山行が行われます。
つぼ足での氷河歩き、岩稜帯のクライミング能力、アイゼン歩行、ロワーダウン、そしてスピード等を確認されました。
ブライトホルン登頂しました!
ガイドさんに、「次はマッタ―ホルンでね」と英語で言われ、マッタ―ホルンの許可が下り安心しました。
前日に、降雪があり岩に新雪が付いたり、ベルクラが張っていたり、コンディション的には良くない状況だったようですが、ガイドさんにその状況でも「良く登った!」と褒められ、とても嬉しかったです。
写真の自撮りも慣れている現地ガイドさんと同行者と私 次はあのマッタ―ホルンを目指します。 降雪で雪が付いてしまったため、雪解けを待ち、2日待機となりました。 |
【7月31日】
いよいよマッターホルンへの道のりが始まります。
初日はヘルンリ小屋に宿泊します。
ヘルンリ小屋までは冬靴は背負い、アプローチシューズで行きました。
ヘルンリ小屋まではトレッキングルートになっていて、小屋を見に行くだけの方や、マッタ―ホルンに登らなくてもヘルンリ小屋に泊まることを楽しむなど色々な過ごし方があるようです。
明日は、未明から出発するので、明るいうちに取り付きを確認しました。
太いフィックスロープが張ってあります。
ここを明朝、「よーいドン」で出発するのです。
ヘルンリ小屋前の素敵なテラス
担当ガイドさんと夕食を共にし、その後装備チェックを受けます。
今回はこれだけ。オーバーズボンや冬用手袋は不要、ニット帽も不要、水は1~1.5リットル程度。これだけで大丈夫?と不安になりました。
夕日に染まるブライトホルンやリスカム
明日はここを登るのです。緊張します。
【8月1日】
天気良好。風もなく雪は程よく溶け、この日がやって来ました。
マッタ―ホルンでは、現地ガイド→他国ガイド→個人の順番で出発し、4時20分以前には出発してはならないという決まりがあります。
今回現地ガイドに依頼したので、4番手での出発でした。
ひと時もレストできずぐいぐいと登って行きます。
途中で日の出を隠し撮りできました。
日の出
夜が明ける
岩登りとしてはⅢ級程度と言われています。
ホールドスタンスはしっかりしています。
同行者とガイド
1時間50分程度でソルベイ小屋に到着
ここでも休憩はほぼありません。
太いフィックスロープ地帯に突入。
いかに腕力をつかわないようにするかが鍵です。
雪壁を過ぎ、マッタ―ホルン(4478m)登頂です!!
ここはスイス峰。向こうはイタリア峰。
イタリア側には行かせてもらえませんでしたが尖峰のてっぺんに立てたと思うと、感無量でした。
山頂直下には女神様の銅像が鎮座し見守っています。
スイスとイタリアの国境なのでイタリアも丸見え
少し休憩し、下山はどんどんロワーダウンやクライムダウンで下って行きます。
大和撫子魂でやり遂げました!
下山後は素敵なテラスで祝杯。
マッタ―ホルン登頂証明書もいただけます。
8月1日はスイス建国記念日でした。
現地ガイドさんもお祭りのため急いで下山されました。
ホテルのバルコニーから花火を堪能。
花火の打ち上げは夜10時から夜中まで続きました。
ひそかに、私たちは自分たちへの祝福を受けたのだと思っています。
☆☆☆
過ごしました。
登高意欲を掻き立てる魅力的な山が一杯ですね♪
モンブラン |
コスミック山稜 |
ミディ南壁 |
グランドジョラス |
赤い針峰群 |
3842mから臨むシャモニー谷 |
7月26日
ガイド協会へ。本来ブライトホルンを予定していた7月27日は雨予報とのことで延期。ブライトホルンのアプローチを確認するため、グレッシャーパラダイスへ。
その後、ヘルンリ小屋までトレッキング。
7月27日
決行確認のため再びガイド協会へ。7月29日にブライトホルン決行となるかもしれないと返答あり。体がなまらないようにスネガへトレッキングへ。
7月28・30日
休養日
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