2024/03/02

20240229 小川山・唐沢の滝

メルカリで全身を包んだメルカリアンの初級者Sです。この柴笛ブログ、沢登りの記録が170以上、ついでアイスが95と、某サワGルイのようですが、記録がないだけで縦走、雪山、スキーの人もいます。季節それぞれに、それぞれの山の楽しみ方がありますね。

わたくしは今季アイスクライミングを集中的にやってみました。本日は7登目。乗鞍の善五郎の滝を計画していたのですが、温暖化および暖冬の影響で、氷が崩壊したとの知らせを受け(涙)長野県川上村の小川山にある唐沢の滝に変更に。

S代表はすでに今季唐沢の滝を訪れており、いわく、前回よりも氷は発達しているのだそう。崩壊する滝がある一方で成長する滝もあるのですね。登れる滝があるのは嬉しいものです。
S代表が2段50メートルの滝をサクサクガリガリと登り、60メートルロープ2本を引きながらトップロープをセットしてくださいました。

毎度ながらこの「朝イチの冷え込みで、リードしてくれる人」すごいですよね…マイナス気温の中、それぞれの氷の状況を判断しながら中間支点をつくり、痺れる手で支点を作って降りてくるまで、1人でやるわけです。
そのメンタルと、確かな経験に基づいた安定の技術&判断力は一体どうやって養われるのか…



1ピッチ目の上部の滑はやや岩が露出して、薄氷の下を水が流れていてコワゴワでしたが、上部も含めて楽しく登ることができました。
タイムを測ったところ、50mを登るのにS代表は9分。
「速ければ良いってものでもないよ」と、確かにその通りなのですが、3人が2回登って降りて、あっという間にお昼になりました。

お昼休憩のあと、1ピッチ目をYさんのリード&わたくしフォローで登りました。


Yさんとは、2年前に一緒に新人企画(と勝手にシリーズにしている)で学びましたが、こうして一緒に登れる機会があることは、とてもありがたく嬉しいことです。
Yさんは、「とにかくたくさん登って、「大丈夫だ」という経験を増やすことが良いですよ」と、経験談を教えてくれました。
たしかに、50mの長さの中だけでもいろんな氷の状態があることがわかりました。日によっても時間によっても違いますし、いわんや全国の氷瀑にいろんな性格があることはいうまでもないのでしょうね。いろいろ登って、知ってみたいものです。

S代表の見守る中、最後バックアップ懸垂で降りる練習まで。本日はずっと見守ってくださいました(ありがた山…汗)


このように岩にロープがひっかかることもありますし、アイスに限らず、懸垂下降の一番手は、思ったようには降りられないことも多いので、バックアップ付きで降ります。

2段目登るYさん

最後はそれぞれ一本づつ登って、S代表もYさんも、2ピッチ目の垂壁の右端を攻めて登っていました。
アイスはいろんなルートどりや動きが可能で、自由度が高く創造的です。

気づいたらいい時間になっただけでなく、雪が降ってきました。
いそいそ下山してみると、もう既に17:00。この日は平日だったので、私たち以外誰もおらず、最後まで車は一台。

Yさんも私も、今日はひとつの行動を終えるごとにお腹が空いて仕方ありません。
平日だし空いているだろうと、清里の有名なカレー屋「Rock」へ。空いていました〜


聞けばRockのカレーはすなわち八ヶ岳SAの「清里カレー」だそうではないですか。


店舗で食べるのは初めてですが、結構八ヶ岳SAで頻繁に食べている我々は、清里カレーの方が安いとか、Rockの方が野菜が豊富とか、あれこれいいながら美味しくいただきました。

楽しい平日のアイスクライミングでした。今季はこれで登り納めでしょうか。
今季一緒に登ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
楽しいシーズンでした!

[参考情報]
川上村で入浴するならヘルシーパーク川上(温泉ではありません)食事どころあり(要確認 0267-97-3600)




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