2024/03/18

20240316 伊豆 三階滝沢下降 中丿沢遡行

 先々週で暖冬のアイスクライミングを終え、3/16から沢びらき。この日の気温は朝7度、日中は18度と、沢はじめには申し分ない温かさとなりました。行き先は伊豆の三階滝沢、中ノ沢です。

 ハイライトの三方の滝

もともとは遊歩道があったそうで、わかりやすい標識があります。
標識前に3台は停められる駐車スペースあり。
標識から旧遊歩道の踏み跡を辿って沢へ降りていきます。沢は楽しいけれど久しぶりで緊張します。脆い土なのか、生えている木もグラついてあまり頼りにできない感じです。
三階滝は立派で、やっぱり流れている滝は最高だなあ、動いてる滝が好きだ…としみじみ思いつつ、三階滝沢を下降します。
🍙
このおにぎり滝の上部は美しい滑になっていますが、遊歩道の名残が朽ちていて少し残念な景観です。しかし三階滝沢は次々綺麗な滝が現れて飽きさせません。

そしてたどり着いた三方の滝。大きく立派なだけでなく趣のあるすばらしい滝です。
ここも遊歩道がつながっているので、沢登りでなくても来られます。が!遊歩道を降りながら足を滑らせたわたくし、斜面を蟻地獄的にずり落ちるというアクシデントが… 慌ててバイルを出すも、バイルを出す動きでますます滑ってしまいました汗 いきなりのピンチに焦りましたが、我らが頼れるTガイドのお助けで救助してもらい、ことなきを得ました。焦った…
中の沢を遡行します。くの字滝も、こんなやさしそうに見えて、上部が滑り泣きました。
ここも、岩壁が被っていて泣きを見ます。わたしだけ大きく右に巻いてもよかったかも。
ハング岩を潜ります。
テーブル岩。クラックが出てきて感動しました。先週練習したやつ〜!
しかし、練習したからといって登れるわけではなく、このように上部で確保してもらって登りました。
リードするなんて、怖いなぁ。
泣きを見たその4。高巻きが厳しかった滑の大滝。TガイドもS代表も偵察に行くも、登れないと判断し左から巻きますが…またも脆い土壁がずるずると足元をなくしていくではないですか!つま先を蹴り込むほど滑る土壁…ひええ、高度もあり、これ落ちたらまずいやつ…と焦りましたが背後からS代表がザックを掴んで引っ張り上げてくださり、なんとか1ステップを踏めました。やはり常に力弱い者は真ん中にいなくてはなりませんね。トラバースは、またもTガイドの確保により安心登攀で越えました。ここは、季節が違えばもう少し下部でトラバースするのか?または大きく左から巻くこともできそうでした。
大滝を抜けるとほっとする滑帯。いろんな顔をもった中ノ沢。いいやつだな…

2層ハング滝は右から大きく巻きました。また土壁が崩壊するんじゃないかとヒヤヒヤしながら、こういうのを「悪場を超える力」というのかしらと思いながら、力をつけて行かねばなあと。
Tガイドは橋下の滝まであますところなく登っていました。沢好きなんだなあ…
無事県道59号に出ました。

短い沢なので、1時前には終わってしまったのですが、帰りは湯の国会館の温泉であたたまり(沢はそんなに寒くなかったのですがちゃっかり)会館内の「おばちゃん食堂」でアジフライをいただいて、ちゃっかりソフトクリームまでいただいて帰りました。

とても楽しい沢旅でした。
悪場を越える力をつけて、今年も美しい沢の風景が見られるよう、頑張ろうと思います。


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