2018/03/05

2018.3.2-4 上高地中千丈沢のアイスクライミング

当初3名で行く予定でしたが、1名が不都合になりましたので2名で出かけました。
現地の天候は、初日朝が吹雪でしたがその後晴れ、二日目、三日目は快晴でした。
今年は、何故か天気のめぐりあわせが良い感じです。

河童橋での記念撮影


中千丈沢の一角獣の核心部の登攀




<3月2日>
大正池手前のビュースポットにて。
吹雪きのため見晴らし不良でした。

その後中千丈沢に入る。
先行パーティーが居たので、途中までラッセルして頂き助かりました。
有難うございました。

しかし、その後ラッセルを交代しゼットまでトレースを付ける。
ユキミさんが相当頑張りました。

ゼットに到達。



ゼットは、昨年と違って2P目がシャンデリアとなっており、相当悪そうでした。

また、1P目の出だしは氷が完全に下まで届いておらず、相当やばかった。
足元の雪の中は、スカスカでその上の氷はペラペラでした。

何とか核心部を抜けました。

ユキミさんが1P目をトップアウト

結局ゼットは2P目がシャンデリアでヤバそうなのと時間の問題もあるので1P目で終了。
その後、先日美濃戸で練習したV字スレッドで懸垂下降。
最初に降りる人にはスクリューでバックアップしてあるので安心感が有りますが、最後の人はスクリューを回収した後にスリングのみにテンションをかけて下降するのでチョット怖い。これでも理論上は200kg程度の耐荷重が有るはずですが。。。


<3月3日>
本日はゼットの先にあるジョーズと一角獣を登ることにしました。
昨日そこまで行っていないので、当然ラッセル付きでした。
ユキミさんがジョーズの口に吸いこまれそうでした。

ジョーズの右のテラスからは一角獣の最終ピッチの氷瀑が見えます。
大きなオーバーハングにかかる大変カッコイイ氷瀑です。

一角獣にトップロープを張りユキミさんに登って頂きました。

一角獣の登攀中に下を見るとこんな感じになります。
ツルツルの青氷で大変良く締まっており、アックスとアイゼンの効きは抜群でした。
しかし、ラッセル直後のバーティカルなので疲れます。

次にジョーズの右のルートを登りました。
レストポイントがあるので登りやすいですが、結構長くて疲れました。

テントに戻るころ焼岳の夕焼けが綺麗でした。

<3月4日>
本日は余り時間がないので明神までのスノーハイクにしました。
梓川と穂高連峰が綺麗でした。

知り合いから明神の氷瀑は、行けば見つけられると聞いていたので行ってみたのですが、残念ながら今年は繋がっていないみたいでした。これが繋がれば相当なバーティカルアイスになると思いますが、やや距離的に遠い感じでした。

河童橋では皆さんマッタリしてました。


その後大正池のビュースポットで景色を堪能し、釜トンを急いで通り抜け、タクシーで沢渡駐車場に到着し終了。

上高地のマッタリとした雰囲気と、中千丈沢の本格的な氷瀑群の組み合わせは相当魅力あるものだと思います。来年も是非来たいと思っています。スノーハイクグループとクライミンググループの合同山行もよいかもと思っています。

<ナカ>

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