梅雨の時期にしては、二日共にまずまずの天気でした。
大樺沢の途中から見た北岳とバットレスの岩場
マッチ箱ピークを抜けて、同基部から枯れ木テラスを目指す。
<初日>
大樺沢の登り
水量が多くて渡渉が大変でした。
そろそろ大樺沢と小屋への分岐
雪の量は平年並みとのこと。
4尾根のピラミッドピークと下部岩壁のb、c、dガリーとルートどり。
結構複雑です。
バットレス沢の最上部を経由してbガリーを目指す。
bガリーの登攀
cガリー上部を横断し、横断バンドにあるビバーク地を目指す。
ビバーク地を確認後、第4尾根取り付きの確認のための試登に行きました。
実は、ビバーク地が有る横断バンドから4尾根取り付きまでが結構大変でした。
試登なしでは、重荷を背負っての登攀でやる気をなくすかもしれなかったです。
その後、ビバーク地に戻り適当に夕食を頂きました。
大変楽しい夕食でした。
夜間はツエルトでもそんなに寒くなくてよかったです。
<二日目>
登攀の日。
快晴無風でした。
そそくさと朝食を食べて出発。
第4尾根取り付きから山頂を目指してスタート!
空は真っ青でした。
その後アッというまにピラミッドピーク奥のマッチ箱ピークに到着。
マッチ箱ピークから見た枯れ木テラスと城塞壁方面の岩壁
マッチ箱ピークから同基部に懸垂。
同基部から枯れ木テラスを目指す。
枯れ木テラスを経由し城塞壁の基部を目指す。
枯れ木テラスから城塞壁へのトラバース
超かっこいいトラバースでした。
最終ピッチの城塞壁の登攀。
チムニー状で一部カブっていますが、ピンが一杯あります。
しかし、重荷を背負っての登攀は結構きつかったです。
ユキミさん、最終ピッチの城塞壁のトップアウトまじか。
両名とも城塞壁を無事に通過し、お花畑の中の踏み跡を辿り、山頂を目指す。
心の中は、喜びでいっぱい。
下山途中の肩の小屋の近くには、希少種のキタダケソウが有りました。
小屋の方が、わざわざ案内してくれました。
有難うございました。
これを見ることも、今回の偵察の主目的の一つでしたので良かったです。
しかしそこからが大変で、広河原までの4時間の下りで、ロートルは足が馬鹿になったため、最終バスにギリギリになってしましました。(涙)
偵察全体を通しての感想ですが、この時期は雪への対応が必要なためどうしても荷物が重くなり、アプローチも登攀も結構大変でした。完全に雪が消える時期を待つのが体力的には一番良いのですが、今度は人が増えるので一長一短か。また今回は、我々のパーティー以外に、約2時間遅れでもう1パーティー(多分小屋発)が後続してましたが、最終バスに間に合ったかは微妙だったです。
以上、次回の他のメンバーを加えた本番のための偵察の登攀でしたが、充実した山行でした。わざわざ、同行してくれたユキミさんには、ただ感謝!!
<ナカ>
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