やってきました大滝下での記念撮影
日没直後についに八丈の鳥居付近に到達し完登しました。
<初日>
いつもながら出発時にお参りし安全祈願。
黒戸尾根を黙々と登ります。
ああシンド。
やっと七丈小屋に到着。
小屋主人の花谷さん
一年前にキープしたボトルがまだ有りました。
今やレアものです。
<二日目>
起床時にマンさんから申し入れが有り、体調不良によりマンさん登攀中止するとのことなので、残念ながら残りの2名で登攀することに決定。
その後、早速小屋をスタート。
六丈ルンゼを下降。
目印はこの石碑。
こんなリスキーなところもドンドン下降します。
結局2時間程度下降しました。
坊主の滝には数パーティーが居ましたがほとんどのパーティーは右俣に行った感じでした。結局左俣に行ったのは確認できたのは、我々含めて3パーティーでした。
坊主の滝の登攀の開始。
坊主の滝を登るユキミさん。
やがて二俣に到達。
坊主の滝では結構賑やかでしたが、ここらでは静寂でした。
左俣の入り口には、明瞭なトレースが有り、ルートが正しいことがうかがえました。
左俣の入り口の滝はフリーで通過。
その後も、傾斜の緩いところは出来るだけフリーで通過しスピードアップ。
以前、シャモニーに行ったときにガイドさんが言っていた、Too much safety is not safe.
を思い出しながら登りました。確実性をある程度犠牲にしながら、どこまでスピードアップするか?これは永遠の課題ですかね。
次にチムニー滝。
ここは落差が大きく、万一墜落するとダメージが大きいのでロープを使用。
やがて大滝に到達。
50mの高さですが、乗越の後も中途半端な傾斜のナメが続くので、50m×2ピッチ
でした。
大滝の登攀。
ユキミさんの大滝の登攀開始。
最後の30m滝。
ここは時間短縮のため左を巻きました。
しかし、ここは岩の上に薄氷が乗っており、絶悪のところを登ります。
一番短いスクリューでも氷の厚いところを探しても半分くらいしか入らず、スリングをタイオフしてだましだまし登りました。
ランアウトしながら結構上の立木に到達しランナーが取れた際には、冷や汗がどっと出ました。ここは、左俣で一番怖かったです。はい。
本来の氷瀑の中央を抜けた方がスクリューが効くので安全かも。
その後は八丈に向けて、雪壁を登ります。
雪は比較的締まっていましたが、登攀で疲れ切っていたので、ヘロヘロでした。
しかし、相方は元気だったみたい。
途中では数羽の雷鳥のグループがお出迎え
雪壁を登り始めて2時間程度で見覚えのある八丈の鳥居跡に到達。
ヤッター!!!
長年の目標が達成できて、思わず熱いものがこみあげました。
八丈では、後続パーティーの方と写真を撮りあいしました。
その後、七丈小屋に無事戻りました。
マンさんには長時間お待たせして済みませんでした。
小屋に到着後、無事の登攀を祝福して頂き、有難うございました。
<三日目>
快晴の中を下山。
五丈からは、代案で登る予定だった篠沢七丈瀑が見えます。
昨日、左俣を先行した東京のBの会のパーティーが登っているみたいでした。
ここも巨大な氷瀑です。その内に行きたいですね。
以上です。
ナカ
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