2019.4.13 八ヶ岳中山尾根の登攀

2名で日帰りで中山尾根に行ってきました。
今シーズン何度かトライしましたが、諸条件により完登出来てませんでしたが、今回は抜群の天気だったため、シーズン最後にしてやっと完登出来ました。

写真中央の立木の上付近に目指す中山尾根の上部岩壁と日の岳の山頂が見えます。
四月中旬ですが、二日前の雪で真っ白です。

下部岩壁の1P目の登攀開始。
最初の2,3手のホールドが悪いです。

数日前に降雪があったので、アプローチのラッセルが気になっていましたが、中山峠から取り付きまで奇跡的にツボ足のトレースがあり助かりました。
あとで先行パーティーの方に話を聞いたところ、ラッセルで心が折れそうだったとのことでした。ラッセルして頂き、厚く御礼申し上げました。

やっと下部岩壁が近づきました。

1P目の登攀開始。

下部岩壁2P目のスラブルートの登攀開始。
傾斜はそんなに無いですが、ガバホールドが無いので雪の下にあるアイゼン＋アックスでのちょっとした引っ掛かりを信じて登ります。またピンが無いのでランナウトします。

同、セカンドの登り。

下部岩壁を抜けて雪稜部を登ります。

雪稜部からは大同心、小同心方面が良く見えました。

やがて上部岩壁に到着し、即登攀開始。

上部岩壁は以前に比べて支点が少なくなっており、結構厳しかったですが無事終了。
リードはオンサイトでした。

上部岩壁を抜けた後のフォロー。

 最終ピッチの取り付きにいるところを他会のOさんに撮って頂きました。
Oさんとは、最近大同心大滝や南沢大滝で一緒させて頂き有難うございました。
また今回写真を送って頂き有難うございました。

最終ピッチ。

終了点付近からは上空にグライダーが気持ちよさそうに飛んでいるのが見えました。

登攀終了点の日の岳の肩に出て、登山道までは雪壁のトラバースを残すのみ。

日の岳からは登山道を下降し振り返ると大同心、小同心の手前に登ってきた中山尾根が見えます。また先程のトラバースした雪壁も良く見えました。

進行方向には赤岳とこれから下降する地蔵尾根が見えました。

以上です。