2023/04/26

20230424西丹沢ヤビキ沢

4月は沢にはまだ少し早いので、濡れずに遡行でき、ヒルがいない西丹沢のヤビキ沢へ。

さわやかなつつじ新道を楽しみながらゴーラ沢出合まで歩き入渓します。今日はS代表とご友人のTさんが一緒です。

ゴーロ沢なんでは?というくらい長いゴーロを歩いて、立派なナメに歓声があがります。

990m「一見登れそうな滝」とガイドブックにありますが、一見して登れるようには見えません。


登れないので左の沢に入って尾根へあがり、沢へ戻ります。

1100mではやくも水が涸れて、右沢を選択します。

一見登れそうに見えて手ごわい涸れ棚ばかりです。

足はあるし登りやすそうなのに、スローパーだったり


クラックだけど、壊れそうだったり


チムニーからバンドにトラバースする時に右足を切らないと移動できないのですが、その、足をはずす勇気がなかなかです。

これをフリーで行く人って

ロープでつながってるって、なんという安心感でしょうか



上部も簡単ではなく、S代表はハンドジャムを見事に決めてフリーで登っていきました。

ヤビキ沢はカムやハーケンの使い所が豊富にある(ような)ので、練習したい人にはうってつけの沢だと思います。

私がいなければお二人ともフリーソロで行ったのでしょうけど、私は登れないので、確保していただいて登りました。

最後の棚は遡行図の通り巻きですが、この高巻きが一番難しく、自分でルートを選びながら行くのですが、間違えたり、手がなかったり足がなかったりと右往左往しながら、なんとかたどり着いたちょっと安心できるところから見た対岸は


こんな感じです。


一見やさしそうに見える左側は、やっぱり全然ダメだったようです。ガイドブックは信用しましょう


落ち口にトラバースするところでS代表がフィックスロープを張ってくださっていたのですが、おお、これは!昨日の教育山行で習ったやつ!


本当に使うんだな〜と思って感動しながらありがたくロープにカラビナをかけた瞬間、身体の前の大きな岩がごっそり抜け落ちたではないですか

こ、これがもし足に落ちていたらと思うと


終始気の抜けない遡行が終わり、石棚山の稜線に向かって詰めて行きます。



帰りは石棚沢との中間尾根を歩く予定でしたが、出発点の西丹沢ビジターセンターに直接降りられるという尾根を使ってみ…たところ、かなりの距離を歩いてしまい、なかなかタフな山行となりました。


2級沢って難しいなぁと体感した山行でした。


西丹沢ビジターセンターは朝6:00で駐車場は満車でした。みなさん朝早いですね!

キャンプのお客さんも増えて、路駐がすごいことになっているそうで、警察が駐禁を切りにくるそうです。1kmも下ですが、下に100台停められる無料駐車場があるので、そこに停めることをお勧めします。

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