新人Sです。S代表が執念深い私の願いを聞いてくださり、今年の目標にしていたマルチピッチクライミングに行ってきました。(クライミングが苦手なのに月例山行でクライミング企画をしたりとあきらめの悪い新人です)
行き先は奥秩父の二子山西岳中央稜です。柴笛メンバーの過去記録はこちら。
私は沢登りを志向していて、毎週沢に繰り出していたIさんに出会ったおかげで柴笛クラブに入会しました。あまり丈夫ではなく体力もないし、重いものを持つのもいまひとつ、みなさんと一緒に沢に行くのに、体力のなさを補うべくクライミングの練習を地味に継続しています。2年くらい取り組んでいますが、登ってるグレードは最初の頃とあまり変わりません(笑)それでも、クライミング練習のおかげで沢登り中の高巻きやツメの中で体が上手に使えるようになったなと思うことはあり、やっていてよかったなあと思います。
さて、仮免中のわたくし、いきまいてせめて5.6はリードしてみたい、と思ったのですが、そう思ったのが間違いで、全然無理でした。5.6って階段だと思ってましたけど、全然違いました(涙)S代表が全ピッチリードしてくださって、私は安全フォロー登攀です。
取り付き。先行パーティは3ピッチ目終わってから別ルートへ行くそうです。なんと偶然にもS代表のお知り合い。3ピッチ目の核心の手前で回収していたカラビナを落としてしまい、近くだったので取りに降ろしてもらったのですが、無理な体勢で取ろうとして、より底まで落としてしまい回収不可能に(涙)
その後の5.8の核心をセカンドで登っている時にフォールしてしまい(涙)そんなに外岩いってない人でも登れると聞いたけど、私は行ってるけど登れませんでしたよ。やはり仮免には合格できませんでした。
このルートを登っていて一番感じたのは、後半疲れてくるほど登りが雑になってきて、雑な自分の性格がよく出るものだと思いました。S代表は後半強風になってロープがたなびくなかでも落ち着いた安定登攀で最後までメンタルもクライミングも、マネジメントも全てにおいて「強」でした。
一方私は、リードだったらこんなムーブは絶対しないわ(落ちるわ)という雑な登りでなんとか登り終えた感じで、全然ダメでした。ルートに出るには、まず「登れる」こと(余裕がないと判断ができない)と、リードするならオンサイトの経験を積まないといけませんね。
帰りは「両神温泉薬師の湯」で風で冷えた身体をあたためて、ちゃっかり秩父名物みそポテトを食べ、反省しながら帰路に着いたのでした。
この機会を作ってくださったS代表、落ち込む新人に最後までご助言ありがとうございました。
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