2026/10/09

20261002 北岳バットレス(第4尾根)

  9月の長雨が嘘のように晴れた10月最初の週末、会員4名で北岳バットレスに登りました。



 初日は朝一のバスで広河原に到着。二時間ほどで白根御池小屋に到着。テント設営後、さっそくBガリーとりつきの偵察に出る。バットレス沢沿いに踏み跡を詰めBガリー大滝わきのルートを確認した。ギアをデポしてテントに戻る。
 翌3日午前3時に出発。心配していた雨は降らず、美しい月と星空の下、順調にとりつきに向け進んだ。日の出とともに登攀開始。Bガリー大滝下部岸壁は2ピッチⅢ級のフェースで登攀自体はストレスはなかったものの、落石が頻繁に起こり、「ラク!」の声のたびに姿勢を低くし、落石を避けながら登った。
 第二尾根をCガリー方向に越えて4尾根の根本付近にとりつく。最初の2ピッチはあまり登られていないルートだったようで支点が乏しい。緊張しながら進み、3ピッチ目のチャートクラックをリードする。ジャミングを上手く効かせると練習通りに身体がハンドクラックに沿って上に進んだ。
 ピラミッドフェースまでの3ピッチ分ほどをリードで進むが、マッチ箱手前のスラブ状の壁で立ち往生。リードを交代する。グレードはⅣ級程度のはずだが手がかりがかなり細かい印象でセカンドでも手こずり、結局A0で突破。乗っ越した先のリッジを慎重に進むとマッチ箱の懸垂下降点に出る。20m下降し、枯れ木テラスに向かってやや細かいフェースを登った。最後のピッチである城塞ハング(Ⅳ級+)に向かうトラバースは上部が崩壊したため途中が谷底までまっすぐ切れ落ちており、冷や汗をかきながら横移動。城塞ハングは薄被りのチムニー状で足が細かいため、セカンドも緊張する。チムニーの奥にガバがあり、そこを掴みながらチムニー内に身体を押し付けると安定した。一歩ずつ足場を拾いながら、最後のピッチを抜けた。
 草付きの緩傾斜を稜線に向けて100mほど上がると登山道に合流。北岳山頂にトップアウトした。
(会員M)



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