2015/09/07

2015.9.6 越沢バットレスでの登攀(ノコギリルート、第一スラブトラバースルート)

マンさんとナカで標記クライミングに行ってきました。
午後から雨の予報の中、10P程度は登りたいと思っていましたが、雨が来る前にどこまでスピーディーに登れるかが、課題でした。

どことなく暗い越沢



<1本目> 一般ルート
登攀開始前に既に雨がぱらつき始めたので、あきらめムードが漂う中、せめて一本位は登ろうと打ち合わせて登攀開始しました。チャートの岩肌も湿っぽく、何か嫌な感じでしたが何とかツルベで終了。

2P目をリードするマンさん

<2本目> ノコギリルート
さて、ノコギリルートは一般ルートの途中から左に分かれてカンテに向かう登攀となりますが、薄カブリの小ハングの繰り返しに加えて、ピンが非常に少ないのでランナウトしまくりとなり、精神的につかれます。しかし、ここは薄カブリのため雨が当たりにくく、意外と乾いていて助かりました。
核心部のカンテを左に回り込むところは、気合で突破。

ノコギリルートを登るマンさん


<3本目> 第一スラブ トラバースルート
ナカは、第一スラブは右上ルートは何度も登っていますが、左へのトラバースルートは恥ずかしながらまだ登ったことがなく、いつかは登りたいと思っていました。このルートは、3P目で左の垂壁をトラバース気味に登り、第二スラブに乗り越します。垂壁の部分は露出感が超素晴らしく、ガイドブックの「垂壁のトラバースは圧巻」との記述はまさしくその通りでした。また、マンさんからムーブを教えて頂いてましたので、助かりました。

3P目の垂壁を登攀中のマンさん

ところが、
4P目開始時に、急に雨がひどくなり、チャートの岩肌がどこもツルツルに変貌。終了点までのあと15m位の登攀が、本当の核心部になってしまいました。おまけに第二スラブの右端を登るので、苔が多いのに加えて、場末のためか15mでピンが1本しかない。マンさんのリードでなんとか終了。大変怖かったとのことでした。ナカもセカンドながらこの15mで三回もスリップし、テンションの嵐。ひどい雨の中、リードして頂いたマンさんにつくづく感謝しました。

条件の悪い中、色々有りましたが、何とか最小限のノルマの10Pは達成しました。
鳩ノ巣駅前でのビールのうまかったこと。

                                                    <ナカ>