2017/10/03

20170923-25_奥穂高岳南稜

 
 
 
トレーニングを兼ねて3年振りに奥穂南稜へ。今回の目標はスピードアップ、しかしながら初見の前回とほぼ同じコースタイム、日頃のトレーニング不足を痛感。でも天気がよかったから、まーいっかー!
 



 
 
 
初日、まずは偵察、雪渓は例年通り(昨年はなし)
 
 
頑張ります!
 
 
 
 容易に取付けることを確認
 
 
 柱状節理
 
 
今日の仕事はおしまい、イノッチ見てるー。
 
 
翌日、雪渓の際から取付きへ
 
 
えっこらせ!
 
 
 
三つの小さな小滝を超える
 
 
 
三又ルンゼは左へ、中央か右へ行くと行き詰まるか猛烈な藪漕ぎと聞くが、勇気がないので行かない。
 
 
小岩壁を乗越し藪漕ぎ少々で大岩壁現る
 
 
取付きは遠目には寝ているように見えるが結構立っている
 
 
30m凹角(Ⅲ~Ⅳ級)
 
 
もがいて抜けると遥か彼方にモノリス岩
 
 
モノリス岩を巻くと、、、
 
 
岩の間に埋もれ、、、
 
 
たっぱーがあるcharlieは問題なく跨げるが、小柄なmmtはロープで確保してを繋いでもらって、勇気を込めて「えーい」。
 
 
トリコニーⅠ峰
 
 
Charlie @tricouni
 
 
 
Ⅱ峰で大休止、バックのⅢ峰はパス 

 
ナイフリッジが続く
 
 
ロバの耳、ジャンダルムをバックに急登
 
 
右のお助けスリングでも降りられるが、ここは懸垂下降を選択。が、何故かしら残置ロープあり。信用出来ないので、自前のロープを使用し、バックアップと捨てビナを追加して下降、安全第一です。
 
 
南稜の頭。やったー、今年初めての3,000m峰。やっぱりいいねー!

 
ジャンはパスして、吊尾根から下山。
途中ホシガラスに遭遇。
 
 
涸沢の紅葉はこれから
 
 
南稜を横から見たところ
 
 
重太郎新道の整備された階段、歩幅がフィットしていてナイスです。
 


赤線が今回のルート(と言っても前回とほほ同じですが)。
登攀グレードはⅡ~Ⅲ(一部Ⅳ)級と簡単ですが、このルートはルーファイが命です。一歩ミスったら地獄の藪漕ぎが待っています。
100年前にウォルター・ウェストンと上條嘉門次が初登攀したクラシックルートで、中間のトリコニーをアクセントとし、岳沢から南稜の頭まで急激に突き上げる高低差約1,000mの尾根は素晴らしいバリエーションルートです。是非どうぞ。


メンバー:charliemmt
 
コースタイム(休憩が多かったのであくまでも参考、通常は取付きから南稜の頭まで56時間程度):
09/23(土)上高地07:30-岳沢10:30、取付偵察13:3015:00
09/24(日)岳沢05:30-取付06:15-トリコニー10:30-南稜の頭13:20-奥穂高岳13:3014:00-紀美子平15:30-岳沢17:30
09/25(月)岳沢07:30-上高地09:10


















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